3階建ての「高さ」について解説!開放的な家にするための3つの工夫

豪邸

「せっかく3階建ての家を建てるのだから高さを有効に使いたいなあ」

あなたは今こんなことを考えていませんか?

確かに、決して広いとはいえない土地に3階建て住宅を建てるのですから高さをうまく利用して、開放感あふれる快適な生活を送れたら理想的ですよね。

しかし、住宅の高さは地盤面(※)から「10m以内」「12m以内」と制限がかけられている地域もあります。

このように高さに制限があるなかで3階建ての間取りを考えなくてはいけません。うまく工夫しないと窮屈で使いにくい家になってしまいます。

そこで今回は、制約がある中で少しでも開放感が感じる3階建てにする、3つのアイディアを紹介します。

後半では、3階建て住宅を計画する際に気をつけるべきことも合わせて解説しています。

ぜひ最後までご覧になってみてください。

1 3階建ての高さには地域ごとに上限がある

建築物の高さ制限には、第1種・第2種低層住居専用地域における絶対高さの制限、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限、日影規制による高さの制限、等々さまざまな規定で定められ、それぞれ用途地域などに応じて規定されています。

これらの規定は複雑で、建築士でも法文を正確に読み解くのに苦労するほどです。

建設予定地の場所、周囲の道路等の状況、隣地との関係、方位など、一つとして同じ条件の敷地はないと言っていいほど様々な要素によって制限を受けます。

あなたが住宅建設を予定している土地にどのくらいの高さの建物が建てられるのか、建築法規の知識がない素人が算出するのは不可能と思ってください。

まずはプロである建築設計事務所、または工務店の設計担当の建築士に検証してもらうことをぜひおすすめします。

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高さ制限

出典:http://www.higuchi-fit.co.jp/mezase/kenki-hou/kenki-p05b.htm

あなたが3階建て住宅を計画している、ということは少なからず

「その土地に建てられる条件めいっぱいまで有効に使いたい」

という思いがあるのだと推察します。

建築関連法規で様々な制限を受けますから条件いっぱいまでうまく利用し、居住スペースを少しでも確保するように計画するのは重要な一つの考え方です。

2  3階建ての2つのメリット

高さ方向に床を3層重ねて居住面積を確保する「3階建て住宅」ですが、平屋や2階建てに比べて優位と思える2つのメリットについて。

2-1 階ごとに使い方を分けることができる

「各階で独立した使い方ができる」というのが3階建て住宅のメリットの一つです。

例えば1階は趣味部屋や和室として利用し、2階はリビング、3階は子供部屋や寝室にする。

3階建て住宅で上手に高さ方向を活用すれば、平屋や2階建ての計画では床面積の確保が難しい狭い土地でも、プランにある程度ゆとりをもたせることができる可能性があります。

また親と二世代で一緒に住む場合には、1階を親世帯に、2階に共用のリビング、3階に若夫婦世帯とその子供部屋、といったプランにして親世帯に階段をあまり使わせないプランとすることも可能です。

階ごとに使い方を工夫することで用途に応じた部屋の使い方をすることができます。

2-2 日当たり、風通しがいい

3階建て住宅は周囲の建物より高くなるため、陽当たりや風通しがよくなります。

3階の部屋は冬場でも暖かく快適に過ごせる空間を作ることが可能かもしれません。

以上2点が「高さ」を生かした3階建てのメリットです。

では次に高さに制限がありながらもより開放的に見せる3つの工夫を解説していきます。

3 できる限り広く見せる3つの工夫

「高さに制限があるから、3階建ては窮屈な作りになってしまう」とあなたは今思っていませんか?

確かに、高さに制限がある中で3階建てを建築すると部屋ごとの高さも狭くなってしまいます。

しかし、今から紹介する3つの工夫を住宅造りに取り入れることで、3階建てとは思えない広々とした開放感を手に入れることができるのです。

3-1 階段を「スケルトン階段」にする

3階建ては2階建てに比べ、階段が一箇所増えるので無駄に感じることが多いです。

そのため、階段をうまく工夫しないと窮屈な印象を感じてしまいます。

工夫点としては写真のような踏み込み板がない階段である「スケルトン階段」の活用です。

ストリップ階段

狭小住宅などに取り入れられるスケルトン階段は普通の階段に比べ、実際の面積以上に、空間に奥行きを感じさせます。

スケルトン階段を取り入れることで視覚的にオープンな空間を広げることができるので是非とも採用したい工夫の一つです。

3-2 吹き抜けを活用する

天井を吹き抜けにすることでより開放感のある住宅になります。

吹き抜け

(出典:https://bliss-d.com

吹き抜けを活用する理由は、天井を高くして縦方向への広がりを出し、実際の天井の高さよりも広く見せる効果があるからです。

例えば1階部分は他の階よりも天井を少し低くして2階と3階に吹き抜けを活用することでより開放感あふれる住宅になります。

このように吹き抜けを上手に活用することで縦への開放感をより広げて、広々とした住宅にすることができます。

ただし、言うまでもにことですが「吹き抜けをつくる」=「上階の床がなくなる」ということですから使える床が減るデメリットがあることに注意してください。

3-3 屋上バルコニーを作る

3階建てを建設するときに、敷地が足りないため、「庭のスペースを十分に作ることができない」ことがほとんどだと思います。

こんな時には屋上にバルコニーを作ってみましょう。

屋上バルコニー

(出典:http://www.home-congeal.net/

洗濯物を干す場所として活用することはもちろん、ハンモックを利用してくつろいだり、子供の遊び場にしたり、夏場にはバーベキューすることもできます。

いかがでしたか?

以上のような工夫をすれば高さに制限がある3階建てでも、窮屈さを感じさせないより開放感あふれた空間を作ることができるのです。

しかし、魅力的に映る3階建てですが、建設する時に注意しなくてはいけないことも実はあります。

4 3階建てを建設する際に必ず気をつけるべきこと

建設中の木造建物

3階建て住宅を設計するにあたって気をつけるべきことは「3階建て建設の経験豊富な会社」に依頼することです。

3階建て住宅の設計にあたっては。先ほど説明した高さ制限だけではなく、「道路斜線」「北側斜線」「防火規定」など様々な法律をクリアしなくてはなりません。

それだけでなく、着工前の近隣への挨拶や説明、地震に強い設計、防音性を高める設計など様々なことが頭に入っていなくてはいけません。

そのため、「3階建て建設の経験が豊富で地域に密着した会社」に依頼することが大切です。

6 まとめ

今回は3階建ての高さの制限の事実から3階建てのメリット、開放感あふれる家にするための工夫、3階建て建設の際に気をつけるべきことを取り上げました。

最後のポイントを念頭に置きつつ、自分の理想の3階建て住宅を建設することができれば幸いです。

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