工務店とは?メリット・デメリットや良い工務店の選び方を徹底解説!

花の中のお家

「家を建てたいんだけど、そもそも工務店って何?
ハウスメーカーと何が違うの?

あなたは今、そう思っていませんか?

家の情報を見ていると度々出てくる「工務店」や「ハウスメーカー」という言葉。

家を建ててくれるところだというのはわかかるけれど、違いは何なのかハッキリとしたことがわからない。

家は一生に一度の高価な買い物だから、施工会社のメリット・デメリットなどを明快に理解して、自信を持って選択したいですよね。

そんなあなたにズバリお答えします!

工務店とは地域に密着した建築会社のことです。

木造住宅が得意で、お客様の要望に合わせて家の外観から間取り、施工まで請け負います。

「それならハウスメーカーと何が違うの?」

…と、思いますよね?

はい、家がまるごとフルオーダーメイドでき、コストも抑えめにできるところが違うのです。

この記事ではわかりやすく解説します。

住宅展示場で情報を得ると大手ハウスメーカーのものが多く、工務店の家はあまり発見できないかもしれません。

しかし、実は日本の戸建て住宅の7割は工務店が建てたものなのです。ハウスメーカーの家も実際に現場で施工しているのは地元の工務店が請け負っているケースが多いです。

工務店に依頼して家を建てると、耐震性やエコ基準を満たした良質な家を、ハウスメーカーよりも割安に建てられたりします。

施主の趣味にとことんこだわったオシャレな家をつくったりするのも工務店の得意な分野です。

この記事では「工務店とは何か? ハウスメーカー、建築設計事務所との違い」から「良い工務店の選び方、探し方」まで説明していきます。

この記事を参考に良い工務店を選べば、トラブルや後悔のない理想の家づくりができるでしょう。

工務店のことをよく理解してすてきなマイホームを手に入れるためにこの記事がお役に立てば幸いです。

1.工務店とは? ハウスメーカーや設計会社との違い

建築中

工務店とは、一般的に「地域に密着した建築物の施工会社」のことをいいます。

工務店は個人やメーカーから仕事を請け負い、日本の戸建ての約7割を建てているといわれます。

この章では、工務店とは何をしてくれるところなのか、そしてメリット・デメリット、ハウスメーカーや建設会社との違いなどを見ていきましょう。

1-1.工務店は「地域に密着した建築物の施工会社」

昔は「家を建てる」といえばほとんどの場合木造住宅で、大工(棟梁)家の設計から施工までの一切を取り仕切ってやってくれました。

その流れをくんでいるのが現在の「工務店」だと考えてよいでしょう。

設計から施工の一貫体制をとる会社が多く、木造の在来軸組工法を得意として、大工棟梁として基礎、水まわり、屋根などの各専門業者を取りまとめます。

現在は工務店の業態も広がりをみせ、大工1人でやっている小規模な工務店から、ハウスメーカーのように広域で展開しているところ、フランチャイズで全国展開しているところまでさまざまです。

仕事の内容も、あらゆる工事を行う会社から新築専門、リフォーム専門、設計施工一貫、下請け工事だけなど工務店によって異なります。

得意とする分野もローコスト住宅、無垢の木材をたっぷり使った高級住宅、スタイリッシュなデザイン住宅などさまざまです。

工務店を選ぶときは、自分の目的と好みに合わせてしっかり吟味しましょう。

(工務店選びには「2.良い工務店のポイント」「3.工務店の探し方」もご参照ください。)

1-2.工務店で家を建てるメリット・デメリット

工務店で家を建てるメリットをひとことで言うと「設計の自由度が高く、コストパフォーマンスが良い」ことです。

デメリットは「大工の腕によって出来ばえに差がある」ことです。

それぞれもう少し詳しく説明しましょう。

メリット

・設計の自由度が高い
工務店の家は基本的にオーダーメイドの木造住宅です。施主の希望で間取りから材質まで、ある程度自由に設定できます。希望通りのキッチンや棚や作り付けの家具までオリジナルの家がつくれます。

・コストパフォーマンスが良い
地域に根差した商売をしているところがほとんどなので、多額の広告宣伝費があまり必要ありません。
余分な経費が建築費に上乗せされず、大手メーカーに比べて安く家が建てられることが多いです。

・地域の風土にあった家が作れる
地元の工務店なら地域の四季の気候、地域特性なども熟知しているので、その土地に合った暮らしやすい家が建てられます。

デメリット

・大工の腕により品質に差がでることがある
木造在来軸組工法の家はとくに大工の力量(腕前)によるところが大きく、細かなところの仕上がりに差がでたりします。
人が作るものですから仕事の丁寧さ、配慮、経験などが仕上がりにどうしても現れるものです。

これを防ぐためには信頼できる務店を選ぶことが大切です。(「2.良い工務店のポイント」「3.工務店の探し方」もご参照ください。)

工務店でも「耐震等級3」や「長期優良住宅」の家は建つ
「工務店だと耐震性や機能面が心配」と思う人もいるかもしれませんが、それは工務店だからというより予算や材質によるところが大きいものです。
充分な予算があり、技術力のある工務店を選べば「耐震等級3」の家や、国が200年持つ住宅を目指して定めた「長期優良住宅」の基準を満たすを建てることは当たり前にできます。

1-3.工務店、ハウスメーカー、建築設計事務所の違い

家を建てる場合、依頼先として「工務店」「ハウスメーカー」「建築設計事務所」のどこに頼むかと悩む人も多いと思います。

それぞれを比べてみましょう。

Q建築費を抑えて、自分らしい木造住宅を建てるには?
A地域の「工務店」にお願いしてみましょう

特徴:木造の注文住宅を自由な設計により建てられます。土地が狭くても変形してても柔軟に対応してくれます。デザインからグレードまで、施主の要望どおりにできます。

設計から施工まで一貫体制で、建築費を抑えられるがいいのがポイントです。
ただし、工務店や大工により仕上がりに開きがあるので、最初の店舗選びが重要になります。

コスト:ハウスメーカーより坪単価にして平均20万円前後安くできると言われています。

工期:平均6カ月程度。注文住宅を大工の手によりつくるので、既成材料を組み立てるだけのハウスメーカーより長めです。

技術: 木造住宅ならではの住み心地をいかしながら、最新の安全基準を満たす家も建てられます。材質も予算次第でアップできます。

アフターフォロー:基本的に工務店は地域密着型なので、何かトラブルがあればすぐに駆けつけてもらえるので安心です。

また、施工会社には品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)により10年の瑕疵担保責任が義務づけられているので、雨漏りや基本構造部分に問題が発生した場合は、無償で修復を行ってくれます。

Q予算は潤沢にあり、住宅展示場で見学した家がとても気に入ったのですが?
A「(大手)ハウスメーカー」に依頼してみましょう

特徴:工場生産された統一規格の部材やパーツを使い、高水準の家が建てられます。

耐震性、耐久性に優れ、100年、200年住めることを目指したものも多くあり、有名ハウスメーカーの家は将来手放すときも有利ともいわれています。

ただし、ハウスメーカーの家は部材などの規格が決まっているので自由度は低く、「フリープラン」といってもいくつかのプランの中から選ぶことがほとんどです。完全に自由にすると急激に高くなります。

また、展示場の家は最高グレードの仕様でできているものが多く、標準仕様になるとイメージがかなり違う場合もあるので注意しましょう。

コスト:工務店と比べると割高です。建築費の30〜50%がハウスメーカーの利益と言われています。

工期:平均5カ月程度。決まったパーツを組み立てるので、現場の工事が少なく、工期は短めです。

技術: 各メーカーで競って最新技術を開発しているので、耐震性やエコ機能面でも高い基準を持っています。

アフターフォロー:長期に渡る定期点検やメンテナンスプランなどがあります。アフターフォローの体制がマニュアル化されているので、担当者が変わっても一定のサービスが受けられます。

Qデザインや間取りにとてもこだわりがあり、自分らしいオリジナルな家を建てたいのですが?
A「建築設計事務所(=建築家)」に頼んでみましょう

特徴:自由度、デザイン性の高さは上記2つに比べ一枚も二枚も上手です。建築家があなたの生活スタイルや暮らし方の希望を聞き設計してくれるので、あなたの理想とする家や住み心地にこだわった家が建てられます。

工事は信頼できる工務店を紹介してくれますし、工事が設計どおりにちゃんと進められているかのチェック(監理)も依頼できるので安心です。

しかし、建築家選びを間違うと、トラブルが起きやすくなるのも事実です。建築家自身の自己満足ではなく、あなたの話をよく聞いて納得できる提案をしてくれる建築設計事務所を選びましょう。

コスト:設計監理料が100万〜数百万円(総工費の10〜15%)かかり、さらに家の施工も通常よりこだわって建てられることが多いので、総建築費は割高になることが多くあります。

しかし、「総建築費は予算内で抑えたい」ことを伝えれば、予算に収まるように設計してくれます。

工期:工務店と同じくらいか、こだわりにより長めになります。設計段階から入れると1年以上かかる場合もあります。

技術: 基本的にはあらゆる工法、構造が可能です。建築家が研究熱心な方であれば、最新技術も取り入れられます。

アフターフォロー:設計事務所の定期点検もありますが、基本的には施工を頼んだ工務店の基準になることが多いようです。

「工務店」「ハウスメーカー」「建築設計事務所」、それぞれの良さがあるので、自分の理想と照らし合わせてよく検討してみてください。

2.良い工務店のポイント11カ条

チェックリスト

住宅建設は施工会社選びが肝心です。

誠実で良い仕事をしてくれる優良工務店にはいくつかの共通点があります。

以下の項目を目安にしてみてださい。

2-1.住宅完成保証制度がある

「住宅完成保証制度」がある工務店を選びましょう。

なぜなら「住宅完成保証制度」があれば、万が一住宅の建設中に工務店が倒産してしまっても、他の会社に工事を引き継いでもらえたり前払金を保証してもらえるからです。

しかも工務店がこれに加入するには審査があるので、「住宅完成保証制度がある=経営状況が健全である」という証明にもなるので二重の意味で安心です。

2-2.長期優良住宅が建てられる

「長期優良住宅」が建てられるか工務店に質問してみましょう。

「長期優良住宅」とは、バリアフリーや耐震性、省エネ性、劣化対策などの国が定めた審査基準を満たし、長く安心して暮らせる家として認定を受けたものをといいます。

認定にはお金がががるので実際には申請はしないとしても、「その基準を満たす家が建てられる」というのは一定の技術力があるという目安になります。

2-3.ホームページは最新に更新され、施工例など詳しくある

ホームページのつくりが良く、こまめに情報が更新されている工務店を選びましょう。

経営状態が良好なところはホームページにも力を入れ、常にメンテナンスしている傾向があります。

反対にホームページが古いままの工務店は、人手が足らずにそこまで手が回らないか、景気が悪くて更新する情報がない可能性があるので注意しましょう。

※中には、腕が良く引っ張りだこなのでインターネットに頼らなくてもすんでいる工務店さんもあります。他のチェック項目も参考にしてください。

2-4.業歴が長く、地元の評判が良い

地元で長く続く、評判の良い工務店を選びましょう。

地域の工務店は評判が悪ければ商売が続かないものです。

業歴が長い、あるいは地元の評判が良いというのは、工務店の腕の良さの証明になります。

2-5.年間施工数が多い

「建設中に工務店が倒産した」という事態を避けるためにも、年間施工数が比較的に多い工務店を選びましょう。

年間施工数が多いほど、やはり経営が安定している傾向があるからです。

年間施工数は工務店の規模により違いますが、従業員が2人なら年間2棟でも充分ですし、少人数で1エリアで展開する小規模工務店なら年間10〜30棟くらいと言われています。

目安として「同じくらいの規模の工務店と比べて年間施工数が多い」、「コンスタントに仕事が入っている」、あるいは「右肩上がりに成長している」ところならオススメです。

2-6.管理体制やアフターフォローがしっかりしている

工務店は管理体制体制やアフターフォローがしっかりしているところの方がオススメです。

なぜなら、中には受注だけして下請けに丸投げする業者や、自分のやりやすいように工事を進める無責任な業者もいるからです。

特に設計から一貫して頼む場合は、施工のチェックも工務店が中で行うので、基準が甘くなることがあります。

欠陥工事を防ぐためにも、管理体制が良く、メンテナンスまで責任を持って行う姿勢がある工務店にお願いしましょう。

2-7.有資格者の数が多い

1級建築士や2級建築士、1級施工管理技士、1級土木施工管理技士などの有資格者の在籍数が多いところがオススメです。

工務店の技術力の目安になり、質の高い家が期待できます。

有資格者の数は、ホームページやパンフレットで確認できるのでチェックしてみましょう。

2-8.社長に知識や情熱があり、自分との相性も良い

工務店を決める前に、必ず社長と話をして、家の知識が深いか、情熱はあるか、自分と相性が良さそうかを確かめてください。

工務店は社長の人柄がそのまま社風に反映され、ひいては家の出来に関わることが多いからです。

社長が誠実にこちらの話をしっかり聞いてくれ、希望を汲み取るのが上手な人ならまず安心です。

2-9.見学会で施主が工務店に好意的である

工務店で建築中の現場や完成した家を見せてくれる見学会が開かれたら、ぜひ行ってみてください。

そのときに、施主さんと工務店のやり取りもいい感じであれば、まず信頼できる工務店でしょう。

施主さんが自分の家を気持ちよく公開してくれるというのは、その工務店に満足している証拠だからです。

施主と話す機会があれば、いろいろ質問してみるのもオススメです。

2-10.事務所や建築現場はきれいで、スタッフの態度も良い

事務所や建築現場がきれいに整理整頓され、スタッフの挨拶も気持ちの良い工務店を選びましょう。

部屋や現場、働く人の雰囲気が荒れている場合は、工事も雑になる可能性があります。

安全でミスのない工事は、整理整頓から始まります。ちらかっている建設現場を施主が片付けしたら、取り付けられるべき部品がそのまま出てきたなどと風評されるような会社もあります。

日頃からものごとをきっちりと行うタイプの工務店を選びましょう。

2-11.相見積もりも嫌がらず、一式見積もりでもない

複数の施工会社に見積もりをとることを「相見積もり(あいみつもり)」といいます。
構造や工法、基本的なプランや仕様内容等大まかな計画を決めたら、複数の施工会社から概算工事費の相見積もりを取ってみましょう。

腕に自信があり、見積もりもやましいことがない工務店なら、相見積もりを嫌がらず、詳細な見積もりを出してくれるはずです。

また見積もりが出てきても「○○工事一式 いくら」という表記ばかりのいわゆる「一式見積もり」を出して来るところも避けたほうが良いでしょう。

「一式いくら」では内容の詳細がわかりません。後になって「その工事は見積もりに入っていないのでオプションです」と追加工事扱いとされ、工務店の都合の良いように言い訳されてしまうことになるかもしれません。

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以上、誠実で良い仕事をしてくれる工務店の目安でした。

このほか、工務店の得意な工法や構造、デザインなども確認して、自分の好みに合うところを選ぶことも大切です。

なるべくたくさんの工務店の施工例を実際に見て決めましょう。

3.工務店の探し方

より詳しく見てみる

大手ハウスメーカーのように大々的な広告をしない地元の工務店を探すには、以下のような方法があります。

調べたら実際の施工例を見に行きましょう。地元であれば近場に多く施工例もあるはずです。

3-1.情報サイトや住宅情報誌を見る

大手〜中堅の工務店なら、住宅情報サイトや住宅情報誌に載っていることもあります。

住宅情報誌は書店で買えるものから、駅などに置いてあるフリーペーパーまであります。住宅情報サイト「SUUMO」などからも工務店が探せます。

そのほか、「工務店 検索サイト」で検索すると複数のサイトが出てくるので、そちらから探してみてください。

3-2.協会に問い合わせをする

工務店の所属する協会に問い合わせて、近くの工務店を紹介してもらうこともできます。

協会は全国規模のものから各地域、ジャンルによるものなど様々あります。

「工務店 協会 (県名)」などで検索をしてみてください。

代表的なものに「一般財団法人JBN・全国工務店協会」があります。
サイトからも検索できるので、チェックしてみてください。

3-3.ネット検索やタウンページを活用する

地元に強い工務店なら、インターネットで「(地名) 工務店」「(地名) 注文住宅 口コミ」で検索したり、タウンページで調べるのも手です。

そこで出てきた工務店のホームページに行き、詳細を見てください。
気になる場合は、店舗に行き、これまでの施工例を見せてもらいましょう。

3-4.近所の評判を聞く

地元の人と話しをする機会があれば、評判のいい工務店はないか訊いてみましょう。

地域密着型の工務店は、地元の評判で生きているといっても過言ではありません。

地元で長年続く工務店なら一定の腕の良さはあるでしょう。

3-5.展示場や見学会、中古住宅を見に行く

家は実物を見るのが間違いありません。

大手〜中堅の工務店ならモデルハウスを持っている場合もあります。

地元の工務店なら、建設中の家の見学会などを開くこともあるので、情報が入ったらこまめに行ってみましょう。

また、中古住宅をあえて見に行き、いい家があればその工務店を訪ねる手もあります。

経年後の様子も分かるので一石二鳥です。質のいい仕事で建てられた家は年月が過ぎてもしっかりしている印象があります。

4.工務店のよくあるトラブルと対策

スマイル

工務店で家を建てたときによく聞かれるトラブル例は、「お金」にまつわることと、「希望の家ができなかった」ということです。

最初にしっかり施工会社を選ぶのはもちろんですが、対策方法も知っておき、未然に防ぎましょう。

4-1.見積もりよりも高い工事費となった

・見積もりをとって決めたが、いざ始まってみたらあれこれオプションや追加工事になり、結果的によそより高くついてしまった。

<対策>
まず複数の施工会社に、同じ条件下での詳細な相見積もりをとりましょう。見積もりの説明に根拠があり、納得できるところを選びましょう。

「○○一式 いくら」といういわゆる「一式見積もり」では工事内容の詳細がわからないないので、後から「それは当初見積もりに入っていないオプションだ」と追加工事扱いばかりされることがあるようです。。

また他社より極端に安い見積もりも仕事欲しさに実現不可能な数字を出してきている場合があります。
こちらも追加工事が増えるパターンが多いので、注意しましょう。

工務店に無理な値引きを迫ると、家の質が下がるのでやめましょう
工務店に対して、根拠もなく大幅な値引きを迫ることはやめましょう。
なぜなら工務店は大手ハウスメーカーのように大きな儲けをのせていないので、極端な値引きを迫ると材質のレベルを下げたり工期を短くするしかなくなるからです。
家の質が下がり、欠陥工事の元になるのでやめておきましょう。

4-2.自分の思い通りにできなかった

・「なんでも自由にできます」と言っていたのに、工務店側の主張が強く、自由にならなかった
・こちらの話を聞いてくれなかった、要望を聞き出してくれないうちにどんどん進んでいった
・プロの意見を期待していたのに、素人のこちらの意見のまま進み、出来あがりに不満が残った

<対策>
まず「なんでもできます」などとという工務店はいかがなものかと思います。建築の専門家として誠実ならば「なんでもできる」などという無責任な言葉をお客さんに決して言いません。

誠実で良い工務店なら社長や会社として、住宅に対するポリシーや主張、得意なものがあるはずです。

施主は最初に自分の建てたい家のカラーに合う工務店、話のしやすい工務店を選ぶことが大切です。

その上で自分の希望を根気よく工務店に伝え、また「プロとしての意見も遠慮なくアドバイスしてください」と伝えておきましょう。

そして、設計図はすべて見せてもらい、建築現場の見学も邪魔にならない程度に頻繁に行き、職人さんともコミュニケーションを密にとっていきましょう。

施主がよく顔を出し、ねぎらい、チェックすることで職人さんも気が引き締まりますし、何より「この施主さんの大事な家を丁寧に作ろう」と思ってもらえるでしょう。

4-3.手抜き工事をされた

・出来上がってみたら図面と違うところに窓があったり、電源があったりした
・明らかに手抜き工事をされた

<対策>
工務店の家は大工の力量がそのまま家の出来ばえに直結します。

最初の工務店選びを間違っていなければ、「4-2.自分の思い通りにできなかった」場合の対策と同じく、施主が現場をマメに見に行き、茶菓など差し入れて大工さんをねぎらい、コミュニケーションをよく取ることで手抜き工事を防ぐことができます。

現場と良いコミュニケーションができれば、手抜きどころか「おまけでいい棚つけとくよ」など、プラスに働くこともよくあります。

それでも心配な場合は、設計を建築設計事務所に依頼すると、工事が設計どおりに進んでいるかのチェック(監理)まで頼めます。あるいは第三者検査会社に頼むこともできます。

また、根本的に無理な値引きを強要しないこともポイントです。

工務店はハウスメーカーほど値段設定に余裕がないので、大幅な値引きは家の質に跳ね返ることになります。

4-4.工務店が倒産した

・建築中に工務店が倒産してしまった

<対策>
契約の前に、工務店の経営状況を調べてみましょう。

都道府県庁の建設業課などで建設業許可の閲覧をすることができ、過去3〜5年の年間施工棟数や受注金額、会社の貸借対照表、損益計算書などがわかります。

「2-1.住宅完成保証制度がある」でご説明したように、住宅完成保証制度がある工務店を選ぶのも手です。

また、万が一を考え、支払いは工事の進捗にあわせ、まだ行っていない工事に対しての事前払いはしないようにしましょう。

5.まとめ

工務店についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ポイントをまとめますと

・工務店は、木造住宅を得意とした地域密着型の施工会社
・ハウスメーカーより自由度が高く、コスパ良く家が建てられる
・家の出来は大工の腕次第。施工例や社長を必ず見て工務店を選ぶ
・地元の評判が良く、管理体制がしっかりしている工務店がオススメ
・コミュニケーションをよくとれば、金銭&施工トラブルは減らせる

でした。

趣味が合って、腕の良い大工さんがいる誠実な工務店を選んで、理想の家を建ててください!

▼次にぜひお読みいただきたい記事です!▼

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