
「住みなれた家だけど、なんか気分転換がしたいなあ。リフォームってどうなんだろう?」
どんなにお気に入りの家であっても、年月が経てば少しずつ老朽化もしますし、自分のライフスタイルも変化していくもの。
今までならくつろげるはずのお部屋にいても、なにか落ち着かなかったり、物足りなかったりしてくることってありますよね。
そこで、リーズナブルで手軽にできるプチ・リフォームから、リフォーム会社に依頼して大胆に変化をさせることができるフル・リノベーションまで、おすすめのリフォームのアイディアをご紹介します。
プチ・リフォームはDIY好きな方なら、次の休日からすぐに手がけられるくらいの簡単なものが多いです。ぜひ自作のリフォームを楽しんでください。
フル・リノベーションは、家を建て替える費用に比べれば、かなり安価にできますので、老朽化が進んだ家であれば超おすすめ!新居に引っ越したような錯覚を起こすくらいのイメージチェンジが実現できるかもしれません。
それぞれのリフォームのアイディアにかかる平均的な費用のめやすも紹介します。
ぜひ、この記事を参考にして、お家のリフレッシュを図りましょう!
目次
- 1.リフォームでのアイディア18選とおおよその費用
- 【アイディア1】ドアノブやスイッチなどアクセサリー・パーツを替える
- 【アイディア2】照明器具を替える
- 【アイディア3】壁紙の張り替え
- 【アイディア4】収納を増やす
- 【アイディア5】キャットステップ(キャットウォーク)
- 【アイディア6】室内ドア・入り口の工夫(ドアを替える、ドアを取り去るなど)
- 【アイディア7】フローリングの張り替え
- 【アイディア8】床暖房設置
- 【アイディア9】玄関内側のリフォーム
- 【アイディア10】玄関外側のリフォーム
- 【アイディア11】洗面台
- 【アイディア12】トイレ
- 【アイディア13】薪ストーブ設置
- 【アイディア14】キッチン・ミニバー設置
- 【アイディア15】キッチン・パントリー設置
- 【アイディア16】キッチンをアイランド型にリフォーム
- 【アイディア17】お風呂をリフォーム
- 【アイディア18】フル・リノベーション
- 2.リフォームをする際の注意点
- 3.リフォームしたら補助金制度を利用しよう
- 4.リフォームをしたら必ず確定申告をしよう
- 5.まとめ
1.リフォームでのアイディア18選とおおよその費用
手軽なものから大掛かりなものまで、リフォームのアイディアを18個選びました。リフォームにかかる費用も一緒にご紹介します。
ここでご紹介している費用は、あくまでも最低限必要な金額ですので、実際に実行する際には、リフォーム会社などから見積もりを取ったりするなど、必ずご自身で確認を取るようにしてください。
手軽にできるものから順にご紹介していきます。
【アイディア1】ドアノブやスイッチなどアクセサリー・パーツを替える
ちょっとしたお部屋の雰囲気を変えるのに効果的なのが、アクセサリー・パーツ類を交換することです。
例としては、ドアノブやスイッチのカバー、洗面所のタオルハンガーなど。今は、オシャレ系の100円均一ショップも増え、インテリアのアクセサリー類がかなり充実しているので、お仕事の帰りなどにお店をのぞいてみてはいかがでしょうか。
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【アイディア2】照明器具を替える
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照明器具類も見直してみると、ムードのあるお部屋へとイメージチェンジできますよ。今は、様々な明るさや色の電球が売っているので、まずは電球を変えてみてはいかがですか?
いま人気のレトロな電球なら1個500円程度で手に入ります。ワザと裸電球のまま、たくさん吊り下げたりすると、カフェ風のお部屋に早変わり。
逆に和紙を使った照明ペンダント、ビンテージのシャンデリアなどを使って高級感を出してもいいでしょう。
家中トータルで雰囲気を統一してもいいですし、お部屋ごとに照明器具を替えてもステキですよ。
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【アイディア3】壁紙の張り替え
リフォーム会社に依頼(工事費込み)40,000円〜
一気にお部屋の雰囲気を変えることができる壁紙の張り替え。老朽化してボロボロの壁紙ならリフォーム会社に依頼してキレイに張り替えてもいいですが、最近では、自分で張り替えできる、シール状になった安価な壁紙があります。
ホームセンターやweb通販で入手でき、デザインも豊富に揃っていますし、賃貸住まいの方むけのキレイに剥がせるタイプまでありますので、手軽にトライできます。
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ご家族 総出で休日に楽しく作業をしてもいいですね。
壁紙は面積が大きいので、色や柄選びは慎重にしましょう。小さい見本で選んだ印象と実際に壁に貼った印象が異なることが多々あります。なるべく大きなサンプル見本で選びましょう。
また、壁紙をきれいにすると、それまで設置していた電化製品や家具の劣化が目立つようになってしまうということもありますので気をつけてください。
【アイディア4】収納を増やす
リフォーム会社に依頼(材質、棚の大きさ等による) 50,000円〜
どんなに断捨離をがんばってみても、家の中にモノはどんどん増えていくものです。そこで、収納棚を増やしてみてはいかがですか。
日曜大工が得意な方なら、ホームセンターなどで材料を吟味・調達をして、愛着の湧くオーダーメイドの収納棚作りもいいですね。
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簡単に作るなら、1個2,000円程度のカラーボックスをいくつか積み上げて壁一面の収納棚を作るのもおすすめ。
収納するモノが非常に多い場合は、リフォーム会社に依頼して、新たに大型の収納スペースを作ってしまったほうがスッキリします。
【アイディア5】キャットステップ(キャットウォーク)
リフォーム会社に依頼(部屋の広さなどで異なる)50,000円〜
ペットのために家をリフォームすることが普通になってきました。特に家の中で過ごすことの多い猫のためのキャットステップやキャットウォークは大人気。
バランスよく壁に設置してあげれば、インテリアのアクセントにもできます。
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気をつけたいのは壁に取り付けるステップ(板)やシェルフ・タワーの強度です。特におデブちゃんの猫の場合はかなりの重量になるので、万が一、飛び乗ったときに壊れたりしてケガをしたら大変です。
DIYで取り付ける場合は、猫が乗った時に落ちたり外れたりしないよう、しっかり壁に固定することを忘れずに。
【アイディア6】室内ドア・入り口の工夫(ドアを替える、ドアを取り去るなど)
リフォーム会社に依頼(室内ドアの場合)60,000円〜
室内ドアを替えてしまうことで部屋の雰囲気を変えることができます。通販で既成のドアを入手することが可能なので自力で付け替えてみましょう。
手作り感が好きな方なら、自分でドアを作ってしまってもいいですし、色を塗り替えるだけでも雰囲気を変えられます。
一つ注意したいのは現在のドアの下に床と1~3cmほどの隙間があるとき(アンダーカットといいます)。換気のための空気の通り道ですので現在と同等の隙間を設けるようにしましょう。
場合によっては、ドアを取り去ってしまい、カーテンやのれんで仕切ってみてもいいですね。
通気や換気が良くなり、見通しも良くなって、家が広く感じられる効果も出ます。
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コスモ-のれん屋さんのインテリアショップ-アコーディオンカーテン
一般的な開き戸をバリアフリーのために引き戸に替えたいなどという場合は、リフォーム会社に依頼するほうが無難です。
この場合は30万円程度かかります。
【アイディア7】フローリングの張り替え
リフォーム会社に依頼(無垢材使用・6畳程度の広さ) 300,000円〜
床は面積が大きいので、壁紙同様、張り替えることでガラッとお部屋の雰囲気を変えることができます。
フローリングの張り替えも自力で行うことは可能ですが、本格的な工事になりますので、一時的に家具や荷物をどかしたり家族の協力が必要になります。
また、床下の状態をチェックするなど、事前準備もしっかり行いましょう。
最近では、DIYのサポートをしてくれる職人さんを派遣してくれるサービス会社もありますので利用してみてもいいですね。
1日6時間前後の稼働で25,000円〜40,000円程度(材料費・交通費等は別途支払い)でお手伝いをしてもらえます。
参考:DIYサポート(株式会社TOOLBOX)
https://www.r-toolbox.jp/service/diyサポート/
【アイディア8】床暖房設置
リフォーム会社に依頼(6畳程度の広さ) 500,000円〜
床の張り替えのタイミングでできるのが床暖房の設置です。床暖房の設置も最近は自分でする人がたくさんいて、DIY用に資材などをパッケージした床暖房キットも販売されています。
自分で設置する場合は、フローリングの張り替えと同様に、床下の状態を確認することを忘れずに行ってください。
またフローリングの材質は床暖房対応のものを使用するようにしてください。対応しないものを使ってしまうと、割れたり縮んだりして劣化が早まります。
できれば、フローリングの張り替えと同時に行うといいですね。
リフォーム会社に依頼する場合、電気ヒーター式、温水式など温め方の方式で工事費が変わります。
また、床の状態によっても設置できる方式が限られます。温水式は床下に温水パイプを通すため、電気ヒーター式よりも床下に余裕が必要なことが多いです。
既存のフローリングの上に設置できるタイプの床暖房もありますので、あなたのお家に合った床暖房を選んでください。
【アイディア9】玄関内側のリフォーム
リフォーム会社に依頼(玄関ドア交換等)300,000円〜
玄関はお家の顔のようなもの。お客さまを迎え入れるだけでなく、日常的に家族を迎え入れる場所ですから、気持ちよく家に帰ってきてもらえるようにリフォームしてみてはいかがですか。
たたき(三和土/玄関内側の土足で入れる部分)にタイルを貼ったり、土間に替えたりする作業は自力でもできます。
玄関におすすめなのは、低価格で傷や汚れに強いPタイルです。色やデザインも豊富なので雰囲気を一新できますよ。
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玄関ドアの取り替えは自力でもできますが、防犯やセキュリティの面から考えるとプロに工事をしてもらうほうが無難です。
【アイディア10】玄関外側のリフォーム
リフォーム会社に依頼(規模によって異なる)300,000円〜
玄関外側を一新したい場合、基本的に外構工事が必要になりますので、大がかりなリフォームを考えている場合はリフォーム会社に依頼したほうがいいでしょう。
自力で安価に行うのなら、ポストを可愛らしいものに替えてみる、宅配ボックスを設置するなどがおすすめです。
庭のリフォームをするなら、子供たちに手伝ってもらいながら、アプローチの飛び石を並べてもいいですね。
【アイディア11】洗面台
リフォーム会社に依頼(グレードによって異なる)100,000円〜
洗面台のリフォームは、個性が出せる場所なので、かかる費用も使用する資材もピンキリになります。
簡単に安価に済ますのであれば、今設置してある洗面台ユニットを取り外して、ホームセンターなどで売っている洗面台ユニットを新たにはめ込めば終了です。必ず設置する場所の間口(縦横の幅)を測って、サイズ間違いがないようにしましょう。
既存の洗面台ユニットでは物足りないなら、自分好みの鏡や洗面ボウルを設置したり、水のかかる部分をタイル貼りにする等で個性が出せます。
蛇口にこだわったり照明器具も替えて、メイクの時間が楽しくなるような洗面スペースを作りましょう。自分で全て作る場合にも、必ずサイズチェックを忘れないようにしてください。
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リフォーム会社に依頼する場合には、洗面台ユニットのグレードによって価格が大幅に変わりますので、必ず見積もりを出してもらうようにしましょう。
【アイディア12】トイレ
リフォーム会社に依頼(グレードによって異なる)100,000円〜
トイレのリフォームは、リフォーム会社にお願いした場合、格安のグレードでよければ10万円前後でできます。
温水式、タンクレス、洗浄機能付きなど、トイレ便器の機能を充実させたりしてグレードアップすれば、費用はどんどんアップしていきます。
人気のタンクレストイレに交換して、手洗いカウンターを新たに設置する場合は、50万円程度の費用がかかります。
自分でできるのは、壁紙や床の張り替えなど。
トイレットペーパーホルダー、タオル掛けなどを気に入ったものに交換するだけでも雰囲気が変えられます。
自力で便器まで交換する方もいますが、電気工事や配管の知識がないと難しいので無理はしないようにしてくださいね。(※電気工事には資格が必要なので注意)
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【アイディア13】薪ストーブ設置
リフォーム会社に依頼 1,000,000円〜
薪ストーブは部屋を暖めてくれる機能はもちろんですが、インテリアとしてお部屋の雰囲気を上げてくれるうれしい設備です。
ノスタルジックで童話の世界のような雰囲気を出すこともできますし、ハイクラスな別荘のイメージにすることもできます。
ホームセンターなどでは安価な薪ストーブが販売されており、お店によっては1万円以下でも購入できるようですがあまり安価なものはおすすめしません。
安全に使えるレベルの価格は20万円以上です。自力で設置もできなくはないですが、煙突の工事がかなり複雑で大変です。
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また設置場所、煙突の貫通部分の防火対策を必ず行ってください。設置後には、定期的な煙突掃除や薪を置いておくスペースが必要になることも忘れないでください。
【アイディア14】キッチン・ミニバー設置
リフォーム会社に依頼(規模によって異なる)300,000円〜
お酒が好きなら、キッチン・カウンターをバー・カウンターにリフォームしてみてはいかがですか。
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テーブルも自作できれば理想ですが、市販のバーカウンターを設置すれば手軽です。腰高でおしゃれなカウンターチェアを2つか3つ揃えれば、お家のキッチンがバーに早変わり。
照明やグラスにもこだわってみましょう。
【アイディア15】キッチン・パントリー設置
リフォーム会社に依頼(規模によって異なる)300,000円〜
食料や食器を保存・保管ができる収納庫をパントリーと呼びます。キッチンの中で、うまく使えていない隙間やデッドスペースをパントリーに替えるのがおすすめ。
キッチンの一角に棚を作るだけでも立派なパントリーになります。
かわいい調味料入れやガラスの小ビンはワンコインショップで購入できます。ジャムを入れたりして、たくさん並べてカントリー風のキッチンにしてもいいですね。
保存する食料が傷まないように、湿度と温度に気をつけてください。大型のパントリーを設置する場合は、小型の換気扇をつけるなどしましょう。
【アイディア16】キッチンをアイランド型にリフォーム
通常は壁に面して配置されるコンロやシンク類を、部屋の中央にまとめて配置するアイランドキッチンは、今とても人気です。
楽しくくつろぐ家族に背を向けて、料理を作ったりお皿を洗うのはちょっぴりさみしいですよね。
アイランド型にすれば、家族の顔をみながら、またリビングのテレビを見ながら家事をすることができるので、今までより家事仕事が楽しくなるかもしれません。
アイランド型へのリフォームは、ガスや水周りの工事が必要になりますので、高額になります。
また設置する設備のグレードによって、さらに高額になりますので、見積もりをしっかり確認するようにしてください。
【アイディア17】お風呂をリフォーム
ユニットバスを丸ごと交換することで、お風呂タイムをリフレッシュしてみましょう。
今浴槽が設置してある場所に、新たに浴槽をはめ込むのであれば、それほど時間がかかりませんが、浴槽の大きさを大きくしたいなど、レイアウトが全面的に変更になる場合は、工事期間も長くなり工事費用も高くなります。
ハイグレードの設備に変更すると200万円超の費用がかかる場合もありますので、設備選びは慎重に行い必ず見積書を確認するようにしましょう。
少数ながらユニットバスの入れ替えまで自力でやってしまう猛者もいますが、完成まで長期間かかり、工事の間はお風呂が使えなくなってしまいます。
電気の配線、配管設備などの知識や資格がないと非常にむずかしいので、プロにお任せしましょう。
【アイディア18】フル・リノベーション
リフォーム会社に依頼(規模や予算による) 3,000,000円〜
リノベーションとは、よりデザイン性の高い、価値の高い家や部屋へと増改築することを言います。
リフォームは老朽化したものを元に戻すといった感じですが、リノベーションの場合は、プラスαを加えて、さらに質を向上させるイメージです。
築古の物件(築年数30年以上)をフル・リノベーションして全く新しい家に蘇らせることも可能です。建て替えに近い工程になりますので、しっかりとリフォーム会社と話し合い、イメージを固めながら計画的に進めていくようにしましょう。
なお、建築士など、建築・設計のくわしい知識がある方は、親しい大工さんなどに手伝ってもらいながら、数年かけて自力でフル・リノーべションを行うこともあるようです。
素人には無理ですが、その情熱は少し見習いたいものですね。
2.リフォームをする際の注意点
ちょっとした気分転換に行うような少額のリフォームであれば問題ありませんが、工事費用が50万円を超えるような大がかりなリフォームを行う場合は、リフォーム会社に依頼したり、税金を払ったり、こまごまと確認することがたくさん増えます。
せっかく大きな費用を使ってリフォームを行うのですから、できれば税金も控除してもらって、お得にリフォームが実施できたらうれしいですよね。
ここでは、リフォームする際の失敗を減らすために、知っておきたい注意点をご紹介します。
2-1.リフォーム計画と予算をしっかり立てておく
リフォームを始める前に、必ず計画と予算を立てておきましょう。特に大がかりなリフォームを行う場合やリフォーム会社にお願いする場合は、あらかじめ計画と予算を立てておかないと、結果的に予算オーバーとなる可能性が高くなります。
よくあるのは1箇所だけリフォームをしたら他の箇所の老朽化が目立ってしまい、追加工事を重ねてしまう、というケースですが、トータルで工事を依頼していれば抑えられた費用が追加工事を重ねることで増えていってしまいます。
限られた予算の中で、できる限り理想のリフォームを実現させるためにも、事前にしっかりリフォーム計画を立てるようにしてください。
2-2.見落としがちな贈与税について知っておく
本格的なリフォーム工事には費用がかかるので、ご両親や祖父母が気前よく資金援助を申し出てくれることも多いかもしれません。
しかし、金額に注意しないと贈与税がかかってしまいます。
110万円を超える資金援助には贈与税がかかります。
110万円以下であれば課税対象になりませんが、110万円を超えた場合は、確定申告を行わないと税務調査が入って追加で課税されてしまう恐れがあります。
しかし、実は110万円を超える資金援助をしてもらっても非課税にする方法があるのです。
くわしくはこちら▼の記事をお読みください。
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2-3.リフォーム会社からの見積もりはしっかり確認しておく
リフォーム会社に工事を依頼する場合は、必ず見積もりを取るようにして事前にしっかり確認をしておくようにしましょう。
フルリノベーションなど、大規模なリフォームの場合は、特に注意が必要です。
資材・設備の価格、工事の期間、工事の内容まで、しっかり確認をしておきましょう。ここで確認をしておかないと、「思っていた仕上がりと違うリフォームになってしまった」というようなトラブルを招きます。
特に価格については、リフォーム会社ごとに異なることが多いので、できれば3社程度、複数のリフォーム会社に見積もりを出してもらい、比較検討してからリフォーム依頼をしたほうがいいでしょう。
2-4.大規模なリフォーム・リノベーションを行う場合は工事が可能かどうかを調べておく
大規模なリフォームやフルでリノベーションを行う場合は、工事が可能かどうかを必ず調べておきましょう。
マンションの場合は、基本的に共用部分はリフォームすることができません。マンションごとにリフォームできる箇所とできない箇所が決まっているので、必ず事前に確認してから工事に入るようにしましょう。
また、工事の内容について管理組合に届け出て承認を得る必要があるマンションが多いです。諸手続きについても管理規則をよく確認しましょう。
◎一般的にマンションのリフォームで不可とされている部分
・間取りを変更する(空間を仕切る壁は移動可能なことが多い)
・水周りを移動させる
・床材を変更する(遮音性能の基準を定めていることが多い)
・窓ガラスやサッシの変更(サッシ、ガラスは「共用部」です)
・玄関ドア(玄関ドアも共用部です。内側のみ塗り替える等は可能なことが多い)
一戸建ての場合はマンションよりも自由にリフォームできますが、リノベーションを行う場合は、建築基準法などを確認して違法建築とならないように気をつけましょう。
◎一戸建て増改築の際の主な制限
・敷地面積に対する建築面積や延床面積が制限(建ぺい率、容積率)
・屋根の高さや勾配、建物の形に関する制限(高さ制限、斜線制限)
・隣の土地との境界線に関する制限(斜線制限など)
・道路から一定以上の距離を取らなければいけない(延焼のおそれなど)
・防火地域・準防火地域は、認定された建築資材のみ使用可能
3.リフォームしたら補助金制度を利用しよう
リフォーム工事には、さまざまな補助金制度や税制優遇の制度がありますので、必ず確認をしておきましょう。
制度によっては、リフォーム工事着工前に申請しないと補助金が受け取れない場合もありますので、リフォームを考え出したら、すぐに確認をしてください。
まず最初に必ずチェックしておきたいサイトは
「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(平成30年度版)」です。
http://www.j-reform.com/reform-support/
おすまいの地域を地図上から選択すると、さらに細かく市町村別に分類された各補助金制度の詳細がわかるようになっています。
二世帯住宅へのリフォームを考えている方は、こちらの記事をお読みください。二世帯住宅のリフォーム補助金についてくわしく紹介しています。
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4.リフォームをしたら必ず確定申告をしよう
大がかりなリフォーム(工事費用50万円以上)を行なった場合は必ず確定申告を行いましょう。確定申告することで節税をすることができることがあります。
税額控除の種類は以下の4つです。
・住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)
・特定増改築等住宅借入金等特別控除(リフォームローン控除)
・住宅特定改修特別税額控除(ローン利用あり・なしに対応)
・住宅耐震改修特別控除(ローン利用あり・なしに対応)
それぞれに控除対象の条件が細かく設定されていますのでよく確認をしてください。
以下の記事には、上記4つの税額控除についてくわしい解説がありますので、ぜひお読みください。
関連記事5.まとめ
プチ・リフォームでDIYの楽しさに目覚める人も多いようです。予算があまり出せないのなら、まず1万円以下でできるプチ・リフォームから挑戦してみてください。
新しくなった素敵なお部屋をイメージしながら、家族や友だちとリフォーム作業を行うのも楽しい思い出作りになります。安全確認を忘れず、着実に作業を行いましょう。
大規模リフォームを行う場合は、注意することや確認することが増えますが、しっかり事前準備をしておけば、補助金制度や税金の優遇制度を利用してお得にリフォームを行うことが可能になります。
忘れずに確認しておくようにしてくださいね。
▼次にぜひお読みいただきたい記事です!▼
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