完全分離型の二世帯住宅にかかる費用を徹底解説!安く抑える方法とは

手のひらにすまい

「二世帯住宅を完全分離で建てることになったが、費用はいくらかかるだろうか

「二世帯住宅を完全分離リフォームしたら、実際いくらくらいかかるのだろう

新たに二世帯住宅を完全分離型で建てることになったあなたは、こんな疑問をお持ちではないでしょうか。

二世帯住宅を完全分離型(二世帯の居住スペースや設備の全てを完全に分けるタイプ)で建てる場合、広さや間取りなどにもよりますが、土地代を除いた平均建築費は以下の通りです。

新築(建て替え)を建てた場合  平均4,009万円
リフォームした場合(増築含む) 平均1,000~1,500万円

本文では、更に詳しく二世帯住宅を完全分離型で建てる際にかかる費用について、お伝えします。

また、実際に建てた家の実例などもご紹介していきます。

これを読めば、実際に二世帯住宅の家を完全分離型で建てる際、費用がいくらくらいかかるのか、イメージできるようになるはずです。

後半では、費用を抑えるために知っておくべき方法についても触れますので、ぜひ参考にしてください。

これから二世帯住宅を建てる皆さんの不安を少しでも解消し、理想とする家を建てる際のお役に立てれば幸いです。

1.二世帯住宅を完全分離型で建てる場合の費用

二世帯住宅を新築で建てる場合(建て替えを含む)と、家をリフォームして二世帯住宅にする場合、それぞれの費用の相場について説明します。

概ねの費用感が掴めるようここで確認しておきましょう。

1-1.新築で建てる場合の費用

まず二世帯住宅を完全分離型で、新築(建て替え)した場合の平均的な費用です。

新築(建て替え)した場合  平均4,009万円

出典:2014年 注文住宅動向・トレンド調査(リクルート住まいカンパニー調べ)」

ただし、完全分離型の価格と一口にいっても、条件によって金額に差がでます。

工夫によって平均金額以下に抑えることもできますし、どこに頼むかによっても金額が変わってきます。

多くは3,000万円~5,000万円以下で建てられていると理解しておくと良いでしょう。

ここからは、価格ごとに3,000万円~5,000万円で完全分離型で建てられた新築の家を実例でご紹介しますので、予算と照らし合わせながら、ぜひ参考にしてみてください。

※金額は本体価格(建物価格)です

【価格別の新築(建て替え)事例】

①3,000万以下の事例

事例1

▼1階平面図▼

事例1 1階平面図

▼2階平面図▼

事例1 2階平面図

こちらは自由設計で建てられた二世帯住宅

玄関、キッチン、お風呂等全て各世帯に用意された完全分離型です。

寒い冬でも快適な暮らしができる土間蓄熱床暖房を採用しています。

地域密着の工務店により、高品質・高性能な家でありながら、安心の価格を実現しています。

概要

本体価格帯:2,500万円~2,999万円

延床面積:53坪(175.55㎡)

敷地面積:455.53㎡

出典:不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)

②4,000万以下の事例

事例2

▼1階平面図▼

事例2 1階平面図

▼2階平面図▼

事例2 2階平面図

▼3階平面図▼

事例2 3階平面図

3階建ての完全分離型の二世帯住宅です。

シンプルな造りで、二世帯住宅の完全分離型の価格としては、平均的な金額と言えるでしょう。

家事動線と部屋数を確保するため、極力廊下を設けないように設計、2階・3階とも各部屋をバルコニーでつなげることで行き来しやすい環境となっています。

概要

 本体価格帯:3,000万円~3,499万円

延床面積:53坪(176.40㎡)

敷地面積:130.11㎡

出典:不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)

③5,000万以下の事例

事例3

▼1階平面図▼

事例3 1階平面図

▼2階平面図▼

事例3 2階平面図

▼小屋裏▼

事例3 小屋裏

こちらも完全分離型で、敷地が広い完全分離型の二世帯住宅。

もともと敷地が広い上、天井を高く、窓は大きく、バーベキューができるウッドデッキもほしい、など、要望も盛りだくさん。

また、多摩産材のTOKYO WOODを使用したり、ソーラーサーキット工法の環境に良く、冬も夏も快適でエコな家を実現しています。

平均よりも高額と感じるかもしれませんが、こだわり全てをかなえた家として考えると、工務店だからこそこの金額で建てることができたといえるでしょう。

概要

本体価格帯:4,730万円

延床面積:62坪(204.90㎡)

敷地面積:645.69㎡

出典:不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)

1-2.今ある家をリフォームする場合の費用

今ある家をリフォームして、完全分離型の二世帯住宅を建てた場合の平均金額は、以下の通りです。

リフォームした場合    平均1,000~1,500万円

出典:二世帯住宅リフォームの費用とプラン-住友不動産の新築そっくりさん

下表は最低限のリフォームで、完全分離型の二世帯住宅とした際にかかった費用を示しています。
それぞれの設置にかかる費用について、一つの例として参考にしてください。

【リフォーム工事にかかる費用のめやす】

キッチンの新設 174万円
シャワー室の新設 53万円
2階への階段と玄関の増設 88万円
2階部分のリフォーム 335万円
ベランダ増設 98万円
合計 748万円

出典:リフォームガイド

次に実際に完全分離型の二世帯住宅にリフォームした家をご紹介していきます。

リフォームを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

【価格別のリフォーム事例3つ】

①2階に30坪弱を増築したリフォーム事例

リフォーム事例①外観

▼1階平面図▼

リフォーム事例①1階平面図

▼2階平面図▼

リフォーム事例①2階平面図

※赤で囲った部分が増築部分

外階段をつけて玄関も別にするなど、完全分離型の二世帯住宅にしています。

また、もともとあった2階に30坪弱を増築。

平均のリフォームに比べて若干高めの費用がかかっていますが、増築した広さを考えると、比較的安く建てられていると言えるでしょう。

増築した部分と元々建てられていた部分との違和感がなく、建て替えたかのようです。

概要

リフォーム費用:約1,700万円

出典:株式会社ハウジングプラザ

 

 

②1階を大幅リフォームした事例

リフォーム事例②平面図

※黄色部分がリフォームした箇所

 

1階を大幅にリフォームし、完全分離型の二世帯住宅にしています。

4間あった和室のうちの1間をリビングに取り込むことで、大空間LDKを実現。

また、寒さ対策として、しっかりした断熱対策と床暖房を採用するなどのこだわりも実現。

大手のハウスメーカーで建てたということもあり、価格が平均に比べ割高ですが、希望が叶った家となっています。

概要

リフォーム費用:1,896万円

リフォーム面積:190㎡

出典:不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)

③全面リフォームの事例

 

リフォーム事例③外観

リフォーム事例③平面図

1階は親世帯スペース、2階は子世帯スペースとし、外階段を設置して玄関も両世帯分けています。

コンパクトになった子世帯の居住スペースは天井を取り払い、広いバルコニーを設ける等、開放的に暮らせるような工夫や、バリアフリーやオール電化にするなど、安全性にも配慮した二世帯住宅を実現。

大手ハウスメーカーで建てていることもあり、費用は2,500万円以上と高額になりました。

概要

リフォーム費用:2,630万円

リフォーム面積:125.36㎡

出典:パナソニック リフォーム株式会社

2.完全分離型と一部共用型の比較

完全分離型と、部分的に共用(一部共用型)する場合の二世帯住宅について、比較していきます。

完全分離を希望される方も、共用箇所があることで費用がどのくらい変わるのかを確認し、今後実際に建てる際の参考にしてみてください。

下の表は、完全分離型で二世帯住宅を新築で建てた場合と、一部共用型で建てた時の金額の平均値を示すものです。

【新築で二世帯住宅を建てた場合の平均建築費】

二世帯住宅タイプ 平均建築費(土地代除く)
一部共用型 3,695万円
完全分離型 4,009万円

出典:「2014年 注文住宅同行・トレンド調査(リクルート住まいカンパニー調べ)

完全分離型に比べ、一部共用型は平均で300万ほど安いことが分かります。

これは、以下のランキングに現れるような共用部分を持つことで、価格が抑えられているためです。

【二世帯住宅の共用部分ランキング】

順位 部位 割合 増設にかかる費用
玄関 78.4% 約35~100万円
バス(浴室) 75.0% 約50~100万円
キッチン 38.8% 約150~200万円
リビング 37.1%
ダイニング 34.5%
階段 30.2%
洗面所 25.9% 約20~60万円
トイレ 21.6% 約50~100万円
納戸 14.7% 約15~80万円
10 ベランダ 12.1% 約15~80万円

出典:「2014年 注文住宅同行・トレンド調査(リクルート住まいカンパニー調べ)

最も共用されているのは玄関、その次に浴室部分という結果となっています。

玄関と浴室を共用にするだけでおよそ100~200万円前後のコストを抑えることができ、またその分のスペースも確保できることは、大きいメリットと言えます。

予算があわず完全分離型の実現が難しそうという場合、共用部分を検討することも一つの方法です。ただしくれぐれも予算のみの理由で安易に決めないように。

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3.コストを抑える3つの方法

完全分離型で建てる時に確認しておくべきコストを抑えるポイントを3つご紹介します。

完全分離型の2世帯住宅はどうしても高額になるため、予算オーバーする可能性があります。

希望の家を予算内で建てるためにも、ここでご紹介する方法をチェックしておきましょう。

3-1.シンプルな家の作りにする

家を建てる際に、シンプルな家にすることでコストを抑えることができます。

特に、以下のような点に注意をするとよいでしょう。

・四角い家にする
・外壁や屋根材などにこだわらない
・1階と2階の壁の位置を揃える

以上の3点に気をつけるだけでも、人件費や建材のコストを抑えることが可能です。

あれもこれもとこだわり始めると、一つ一つはそれほど高額でない場合も、結果的に予算より高くなっていたという、いわゆるオプションの部分でコストが上がってしまうことも多いです。

ローコストで建てたい場合はそうした点にも気を付け、なるべくシンプルな家にすると決めておくと、それだけでも、価格は確実に抑えられるでしょう。

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3-2.ローコストのメーカーや工務店も検討する

数多くあるハウスメーカーの中でも、費用を抑えるならば地域の工務店を検討すると良いでしょう。

工務店は大手のハウスメーカーに比べ、広告宣伝費などの経費を最小限に抑えているなどの理由で建築工事費が割安になることが多いです。

少しでも安く建てたいという場合にはぜひ地域の工務店を検討してみてください。

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3-3.相見積もりは必ず取る

依頼するハウスメーカーはできれば検討段階でいくつか選び、相見積もり(概算見積もり)をとるようにしましょう。

何社か比べることで、価格の違いが分かり、結果として費用を抑えることにつながります。

同じ坪数、同じ内容で建てる場合でも、依頼するメーカーによって金額に差が出てきます。

また、見積もりを複数社からとると金額の比較だけでなく、「対応が迅速か」とか「応対に不安がないか」等の比較もすることができます。

一生のうちに一度かもしれない家の施工は、安心できる施工者に任せたいですよね。

後になって後悔しないためにも、信頼できるハウスメーカーにお願いすることが大切です。

まとめ

二世帯住宅を完全分離型で建てるまたはリフォームする場合の費用についてご紹介しました。

もう一度平均費用をおさらいしておきます。

二世帯住宅を完全分離型で建てた時の平均建築費(※土地代は除く)

新築(建て替え)を建てた場合  平均4,009万円
リフォームした場合       平均1,000~1,500万円

何気ない日常を日々大家族で共有できるという幸せは、二世帯住宅だからこそのものです。

理想の二世帯住宅を建てる際の参考として、この情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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